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経営視点による情報活用戦略

経営視点による情報活用戦略(その22)~ミドルマネジメントへの情報支援~

 

経営コックピット(その3)

 

グラフを使って直観的でスピーディな現状把握ができないものだろうかという問いに対する回答として開発された「経営コックピット」について解説を続けよう。

 

 

図17.jpgのサムネール画像

 

第17図ご覧いただきたい。これは週次での状況変化を見える化するためのフォーマットだ。基本的な約束事は第16図と同じだ。棒グラフは週次の変化の実績を表現していること。また棒グラフは積み上げグラフであり、赤、緑の色の意味は前年対比での増減を表現していること。そして青の折れ線グラフは年間移動週平均を表現していることは第16図と変わらない。グラフの表現している値が月次単位か週次単位かが違うだけだ。

 

このようにグラフの基本フォーマットを標準化することで、グラフを見る人はこのフォーマットの約束事を頭に入れておきさえすれば、グラフを目にした時点でグラフの語りかける状況についての理解に没頭することができる。つまりフォーマットの標準化は直観的な理解のスピードを格段に速める効果をもたらすわけだ。

 

ところである値が増加することがカイゼンを表すとばかりはいえない。たとえば品質不良率などは値が増加したら後退のとか悪化傾向を表わす。このような場合のフォーマットは第17図とは異なる工夫が必要だ。

 

第18図にこうした値の減少がカイゼンを表わす場合のフォーマットを掲げた。第17図と異なるところは赤と緑の積み上げ部分の表現方法だ。第18図の赤の積み上げ部分は完全に塗りつぶされていて青と赤を合わせた値が実績値として表現されている。逆に緑の部分は前年対比でカイゼンが進んだ値を示すために、完全に塗りつぶされず網掛けの表示になっている。つまり青の部分が本年の値を示す形になっているのだ。

 

 

図18.jpgのサムネール画像

 

つまり第17図でも、第18図でも赤と緑の値はそれが完全に塗りつぶされていれば本年の値を構成する部分となっていることを示しているということになるわけだ。

 

次回からはいよいよ「経営の見える化」のヴァリエーションについてご披露しよう。

 

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■     中田康雄事務所:nakatayasuo.office@gmail.com

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