CIO_ウルトラバナー

ウルトラバナー横テキストバナー

イベント紹介用テキストバナー

HOME > CASE FILE > 国内事例 > 北洋銀行

国内事例

北洋銀行

IT環境の変革を加速させるシンクライアント環境――国内最大級のシンクライアント環境を構築した北洋銀行

2011/11/30

平成23年度からの新中期経営計画で「【変革の加速】~持続的成長の実現」を掲げている北洋銀行。その基本方針にある「お客さまとのより密接な関係構築」や「効率化の徹底」の視点で同行が取り組んだのが、デスクトップ環境のシンクライアント化だ。ただし、導入したのは単なるシンクライアント環境ではない。周到に練られた盛りだくさんのアイデアにより、北洋銀行と同行のIT環境の変革と持続的成長が可能なシンクライアント環境に仕上がっているのである。

CIO Magazine編集部 ● text by CIO Magazine

 北海道札幌市に本店を置く北洋銀行は、1998年に北海道拓殖銀行からの営業譲り受け、2008年に札幌銀行との合併を経て、現在では道内最大の地方銀行、そして第二地方銀行の最大手として地域経済に大きく貢献してきている。

 北洋銀行の支店数は、道内に188店舗、東京に1店舗。そして、同行のシステム環境は、預金などを管理する勘定系、顧客情報を管理する情報系、イントラネットのOA系という大きく3系統に分かれており、それぞれに端末を用意している。ゆえに端末は約6,200台にもなる。

 今回の取り組みの発端となったのは、その端末である。
 


「もともとのサーバ資産が生きるし、端末も安くできる。セキュリティも確保できた。悪いところが見当たらない」と櫻井氏は高い評価をしている。 photo:赤司 聡

 「約6,200台の端末が更改時期を迎える予定であったり、老朽化が進んでいたりしていた。ただ、このまま単純に更新していいのだろうかと。そこで、持ち上がったのがシンクライアントだった」と北洋銀行 システム部 担当部長の櫻井誠氏は語る。

 同行がシンクライアント環境の構築で目指したのは、イニシャル・コストもランニング・コストも同時に落とす、既存システムが使えて将来の発展も容易な環境、そしてセキュリティの確保である。

イニシャル・コストも抑制

 シンクライアント環境にすることによる効果の1つが、3系統ある端末の統合化である。これにより、約6,200台の端末は約5,000台にまで減らしている。その分、端末の購入コストを減らせることになるが、職員にとっても大きなメリットをもたらした。

 「今座っているところで、すべての情報が取れるため、お客様との接点がより深くなる。しっかりした提案もできるし、親身な相談にも乗れ、お客様の待ち時間も少なくなる」(櫻井氏)。これまでは、職員が端末を使い分けていた。そのため、近くに該当の端末がなければ、情報を取りに行く必要があり、その分、窓口で顧客を待たせることになっていた。なお、専用プリンターやキャッシャーなどの関係から、シンクライアント化を進めるにあたって、3系統から2系統に減らす形になったが、その系統に関係なく各システムにアクセスできるようにした。

 北洋銀行はまた、ライセンスの購入におけるコスト削減策として、OSのライセンスとハードウェアを切り離すことに取り組んだ。つまり、マイクロソフトから直接、OSのライセンスを買い、サーバはすべてOSレスで購入している。

go_to_top

ページの先頭へ戻る