『CIO特別フォーラム 2010 SPRING』は盛況の中、終了いたしました。
多数のご来場、誠にありがとうございました。
〜今こそ変革の時。
CIO主導で“人と人”、“ビジネスとIT”のつながりを加速する〜
目下の世界的な景気後退の中でも、国内各社における業務改革の歩みが停滞する気配はありません。むしろ、こうした時代だからこそ、事業環境の変化に俊敏に呼応すべく、業務プロセスの可視化と自動化、そして改善を中心とする業務改革のピッチを早める企業が増えているのでしょう。言うまでもなく、それらの活動を支えるのは、今や企業の中核的なビジネス・インフラとなったITシステムであり、また改革を主導すべきは、企業IT推進の牽引役であるCIOにほかなりません。
今回のCIO特別フォーラムでは、「不断の業務改革の要諦『業務プロセス管理』」をテーマに、ビジネス・モデルに基づくプロセスの設計から管理、プロセス改善、さらにはプロセス連携の背後で生じるシステム連携を支える柔軟なIT基盤の構築など、業務プロセス管理の実践において生じるさまざまな活動の進め方に関するベスト・プラクティス、先行者の知見をご紹介いたします。
業務部門をいかに巻き込み、BPMを推進していくか
――カシオ計算機が進めるBPM/SOA基盤構築の取組み
“見える化”と“全体最適化”で経営力/現場力を高め、ビジネス視点/システム視点でプロセスを最適化する
- 講演概要
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「ビジネスとシステムの両視点から自社の業務プロセスを最適化し、サービス品質を高める」――BPMがもたらすこうした効果に、魅力を感じない企業はないだろう。だが国内では、業界全体でのノウハウの蓄積がまだ十分ではないこともあり、広く普及するまでには至っていない。そうした中、カシオ計算機では、ここ数年来取り組んできたSOA基盤導入の延長線上でBPMをとらえ、実践を重ねてきた。SOAによって疎結合化したシステム基盤上で業務プロセスを可視化し、組織をまたいだプロセス連携とプロセス最適化を図り、業務効率や事業環境の変化への即応性を高めることが狙いだ。ただし、他の例に漏れず、BPMの取り組みも一筋縄ではいかない。
本講演では、カシオ計算機がBPMへの取り組みを始めた目的と、具体的な取り組みの進め方、プロセス可視化やプロセス改善のポイントとメリット、BPM推進で必要となる道具立て、そしてBPMプロジェクトへの業務部門の巻き込み方などについて、これまでの取り組みを基に紹介する。

カシオ計算機株式会社
業務開発部
情報技術グループ
グループリーダー
大泉 博昭 氏
日産自動車が推し進めるグローバルなビジネス・プロセス標準化の取り組み
プロセス可視化、共通プロセス・モデルの策定、プロセス改善においてIT部門が果たす役割
- 講演概要
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日産自動車は、2006年から開始した全社的なIT最適化プロジェクト「BEST」の中で、ビジネス・プロセスの標準化に取り組んでいる。IT部門が中心となり、既存のビジネス・プロセスを可視化したうえで、事業拡張やM&Aなどに伴って個別最適化と多様化が進んだ各国拠点のシステムをグローバルに全社最適化し、事業環境の変化への俊敏な対応、ベスト・プラクティス共有の容易化、そしてさらなるコスト削減を果たすべく、全社共通のプロセス・モデルを策定。さらに、プロセスごとにKPIを設定/測定し、プロセス改善のサイクルを確立しようと、取り組みを行っているところだ。無論、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなく、多くの困難を経て、現在も試行錯誤が続いている。
本講演では、こうした日産自動車の取り組みの紹介を通じて、ビジネス・プロセスを可視化することの利点、プロセス可視化や標準化プロジェクト推進に関する留意点、そしてIT部門がプロセス標準化を主導することの意義とメリットなどを提示する。

日産自動車株式会社
グローバル情報システム本部
エンタープライズアーキテクチャー部
主担
大関 洋 氏




