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8/31、日本最大級のクラウド・イベントがついに開幕!

開幕講演から満席御礼。一気に熱を帯びるクラウド&データセンターの祭典【Cloud Computing World Tokyo 2011&Next Generation Data Center 2011】

2011/08/31

 


多数の来場者で熱気を帯びるイベント会場

 8月31日(水)と9月1日(木)、2日間にわたるクラウドとデータセンターの祭典「Cloud Computing World Tokyo 2011」&「Next Generation Data Center 2011」が東京国際フォーラムにて開幕した(主催:CIO Magazine/Online、Computerworld)。

 そのオープニング・セッション(開幕記念講演)では、『徹底追求!ビジネスとクラウド、そしてイノベーション ~ネット新時代の旗手が見通すビジネスモデルとは~』と題したパネル・ディスカッションが催され、会場には多数の聴講者が押し寄せた。

 このディスカッションでは、パネリストとしてオイシックスの取締役 事業本部長、堤祐輔氏をはじめ、クレディセゾン 取締役 営業企画部長兼ネット事業部長の覺正純司氏、リクルート CAPカンパニー プロダクトマネジメントグループ ゼネラルマネージャーの牛田圭一氏、楽天 取締役 常務執行役員の安武弘晃氏など、ネット・ビジネスの世界で躍進する各社のキーパーソンが顔をそろえ、東京大学 知的資産経営総括寄附講座特任教授で独立非営利活動法人 産学連携推進機構 理事長の妹尾堅一郎氏がモデレーターを務めた。

 このディスカッションのメインテーマとして掲げられたのは、ITによるサービス・モデルのイノベーションだ。そのディスカッションの中で、オイシックスの堤氏は、自社のビジネスについて触れ、「会社設立から10年が経過し、売上げも100億円規模になったが、これからの10年を考えると、規模の拡大と品質向上を同時に進めていかなければならない」と説明した。

 同社は、食の安全と豊かな食生活の実現を理念にし、有機野菜などのネット宅配事業で成長を続ける企業だ。リアル店舗を超える豊かな体験をネットを通じて提供するという戦略を展開するとともに、最近ではリアル店舗の事業にも本格的に取り組み、生活者との接点のマルチ化も推進しているという。

 また、クレディセゾンの覺正氏は、4年前に『永久不滅.com』でのアフィリエイト事業を立ち上げ、成功させた立役者だが、「今後は会員属性、購買履歴、行動履歴の情報を活用し、さらに便利なサービスを生み出していきたい」との展望を示した。

 一方、割引チケット・サイト「ポンパレ」や「じゃらん」「HOT PEPPER」などのビジネスを統括するリクルートの牛田氏は、「ユーザーの興味やニーズを喚起するポンパレについて、大きな可能性と手ごたえを感じている」と指摘し、「生活者の興味を喚起するという意味では、メディア会社としての当社のノウハウを生かせる場が多くあると考えている」と続けた。

 また、楽天の創業当時より、同社の事業をITの側面から支えてきた安武氏は、「クラウド・コンピューティングによって情報流通の仕組みが変わり、新たな価値が創造される可能性がある。これまでやってきたことが通用しなくなることもあるかもしれない」との見解を示した。


初日のオープニング・セッションでは、ネット・ビジネスの世界で躍進する企業のキーパーソンが顔をそろえた

 オープニング・セッションに続く基調講演で演壇に立ったのは、米国インテル(Intel)の副社長兼ゼネラルマネージャーでデータセンター・グループ事業本部長を務めるカーク・スカウゲン(Kirk Skaugen)氏だ。
 


米国インテル副社長兼ゼネラルマネージャーでデータセンター・グループ事業本部長を務めるスカウゲン氏は同社の「クラウド2015ビジョン」を披露

 同氏は、「クラウド・サービス間の互換性がないため、データの安全なやり取りができないのは問題」と指摘。パブリック・クラウドとプライベート・クラウド間のデータ共有、デバイスに応じたサービス最適化、自動化によるIT運用管理の負荷軽減を柱とするインテルの「クラウド2015ビジョン」について詳しく語った(詳細は後報)。

 さらに、Next Generation Data Center 2011では、日本データセンター協会の理事で、東京大学大学院 情報理工学系研究科教授の江崎浩氏が基調講演の壇上に立ち、『世界への飛躍の戦略とシナリオ~ 東日本大震災で獲得したもの ~』とのタイトルで、先の震災を経験した国内データセンターの今後の展望について語っている。

 同イベントでは、上述したインテルのほか、アマゾン、オラクル、グーグル、マイクロソフト、日立製作所、ニフティなど、クラウド市場を牽引する有力各社をはじめ、クラウド活用で時代の一歩先を行く先進ユーザーのキーパーソン、クラウド・コンピューティングの技術革新を主導するテクノロジー・リーダー、さらには有識者が一堂に集結している。

 このほか展示会場では、60社が出展。最新のクラウド・ソリューションが一望できることから、こちらにも数多くの来場者が集まり、場内での公開セッションも好評を博している。

 なお、同イベントは明日も行われる。2日目の基調講演では、元米国イーベイのセキュリティ責任者でクラウド・セキュリティのエキスパートであるライアム・リンチ(Liam Lynch)氏が講演を行うほか、グーグルも「Nothing but the web ~100% webの世界へ~」と題し、意欲的なプレゼンを展開する。さらに、大規模データの分散処理フレームワークとして話題の「Apache Hadoop」の開発者、ドーグ・カッティング(Doug Cutting)氏が登場する予定だ。

(CIO編集部)

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