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【海外IT動向】【CES 2011】デルやアスースなどがタブレットをお披露目

2011/01/05

Asustek Computerの「Eee Slate EP121」

 CES(International Consumer Electronics Show)に出品する自社の新製品をインターネット・ビデオで紹介してライバルに先行しようとする企業や、あるいはリリースに関する噂だけでも広めようとする企業が多く見受けられる。

 例えばAsustek Computerは、「YouTube」の自社チャンネルで「Eee Slate EP121」の映像を流した。同製品は12インチのタッチスクリーン式タブレットで、プロセッサは「Intel Core i5」、オペレーティング・システムはMicrosoftの「Windows 7」を採用している。

 同社はビデオの中で、「パッドについてのよりすばらしい情報を知りたければCES 2011へどうぞ」と述べ、同コンファレンスに新型のタブレット風デバイスを複数出品することをほのめかした。

 一方、Dellも同様に映像を発信し、CESでモビリティ関連製品やゲーム関連製品を発表すると宣言した。現時点で同社は、ネットブックとタブレットの両側面を持つハイブリッド・デバイスである「Dell Inspiron Duo」をリリースしている。

  10.1インチのタッチスクリーンを備えるInspiron Duoは、画面自体をひっくり返して持つことができ、その際の使用感はほぼタブレットと一緒と言ってよい。だが設計はネットブックとしてなされており、完全なキーボードを実装している。チップは「Intel Atom Dual Core」を積み、「Windows 7 Home Premium」が稼働する。

 Inspiron Duoの価格は549.99ドルで、ほかのタブレットにも引けを取らない。Amazon.comで調べてみると、「iPad」は499ドル、Samsung Electronicsの「Galaxy Tab」は649ドルとなっている。

 もっとも大半のネットブックはこれらより安く、AcerやAsustekの製品は250ドルから350ドル程度だ。

  CES開催前にYouTubeにアップされた動画で最も人気が高かった1本は、Motorolaの「Tablet Evolution」である。130万人以上が視聴した同ビデオは、岩でできた板から初期の電子デバイスまでタブレットの歴史をひもとくもので、最後に黒いベールで覆われたMotorola製品が登場するという趣向。画面に飛び込んでくる蜂は、「Honeycomb」と呼ばれるGoogleの最新「Android」を示唆しているに違いない。

 GoogleはMotorolaおよびチップ・メーカーのNvidiaと協力し、 Honeycombに適した設計のタブレット・デバイスを開発している。こちらは、2010年12月初頭にサンフランシスコで開催された「D: Dive Into Mobile Conference」に出品された。

 Motorolaのタブレットは、1月5日にCESで初披露される予定だ。

 2011年のCESはすでにタブレットであふれかえっており、世界中の企業のブースに数百台におよぶ同種のデバイスが展示されている。

 タブレットの開発ラッシュは、2010年4月にAppleが「iPad」をリリースしたことがきっかけとなって始まった。同社は2010年8月の時点で、 iPadを約800万台販売したと報じられている。アプリケーションや電子書籍などのコンテンツやサービスを充実させた点も、iPadの競争力を高めた。

 しかしあるアナリストは、タブレットをめぐる大騒ぎに対して釘を刺している。

  Semicoの上級消費者アナリストであるミシェル・プランティ(Michell Prunty)氏は、タブレットに浸食された現代社会では、「人々は製品そのものにばかり注意を向け、みずからのニーズを置き去りにしている」と指摘した。ユーザーは目下のお祭り騒ぎをいったん忘れ、モバイル・デバイスを何のために使うのか熟考すべきだと同氏は言う。

 同氏自身は出先で文字をタイプし、インターネットをブラウジングする必要があるため、Asustekのネットブックを選ぶと話している。

 「わたしはEee PC 1015PEMを買うつもりだ。信じがたい愚行と思われるのはわかっているが、バッテリ寿命は13時間もあるし、キーボードが備え付けられている。画面を閉じられるので傷がつく心配をしないで済む。特定のサービス契約は必要ないし、ディスプレイはLEDバックライトだ。そのうえ値段はタブレットの半分でしかない」(プランティ氏)


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