内部統制の“キモ”となるトレーサビリティの確立を支援するサイベース

コンプライアンス時代において、企業には、的確な状況把握と情報開示が求められる。こうしたことを実現するために求められるのが、トレーサビリティである。企業の業務プロセス全体を可視化し、何か問題が起こったときに迅速かつ正確な追跡を実現するトレーサビリティは、まさに内部統制の根幹であるとも言える。サイベースは、大量データの管理に適した情報系システムの分析用高速クエリ・エンジン「Sybase IQ」を通じて、内部統制とトレーサビリティという課題に取り組んでいる。

高まるトレーサビリティの重要性

サイベース マーケティング本部長 冨樫明氏

サイベース マーケティング本部長
冨樫明氏

内部統制について今、強く求められているのが、不測の事態が発生した際における的確な情報発信などといった、危機管理である。

サイベースのマーケティング本部で本部長を務める冨樫明氏は、「的確な状況把握と情報開示ができない企業は、市場からの撤退を余儀なくされる。企業をこうした最悪の事態から守るのは、トレーサビリティの確保である」と主張する。

もっとも、トレーサビリティにも2つの側面がある。1つは、ITを運用することで発生するリスクを低減させるアプローチ。そしてもう1つは、製造・出荷履歴、取引履歴、電子メール履歴などを保管するとともに、迅速な情報確認・開示および最適な処置を実現し、企業のリスクを低減することを目的とした、業務プロセス全体のトレーサビリティである。

いずれも内部統制強化やリスク管理のための重要な要件であるが、とりわけ問題となるのは、後者の業務プロセス全体のトレーサビリティのほうであろう。

欠かせない、分析用DB

適切にトレーサビリティを実現するためには、基幹系システムの業務データを長期間にわたる履歴データとして保管するとともに、「常に生データを参照できる」、「発生したリスクの現象に合わせた柔軟な分析を行える」、「タイムリーな報告が可能」といった機能を備えた情報系システムを整備する必要がある。

さらに、システム構築上の観点からは、「膨大なデータをできるだけ安価に保存できること」、「突然発生する分析要求に柔軟に対応すると同時に性能を保つこと」、「規定の時間内に基幹システムからのデータ・ロードが完了すること」といったことも重要なポイントとなる。

ただ、従来のRDB(リレーショナル・データベース)を基盤としたデータ・ウェアハウスでは、上記のような要件を満たす情報系システムを構築することは困難だった。冨樫氏はその理由を次のように説明する。

「一般的なRDBは、多くのユーザーが互いに干渉せずに、データを即時かつ正確に更新できることを最も重視している。これに対して分析系データベースでは、多くのユーザーに対して高速なクエリ応答を行なうことが重要となる。そもそも目的が異なっているRDBを分析用に使用した場合、問題が出るのは当たり前である」

そこで、サイベースが展開しているのが、大量データの管理に適した情報系システムの分析用高速クエリ・エンジン「Sybase IQ」である。Sybase IQは、各カラムを独立して格納する「カラムパーティション」、全カラムをインデックス化する「ビットワイズインデックス」、ブロック単位で行なう「データ圧縮」などのキー・テクノロジーによって、大量の生データを効率よく保存。一般的なRDBと同様のSQLインタフェースで扱うことが可能でありながら、一般的なRDBに比べて10〜100倍の高速性と約5倍の格納効率を実現するという。

「Sybase IQ」性能比較

「Sybase IQ」性能比較

冨樫氏は、「Sybase IQによって、企業のトレーサビリティ構築を効果的に支援することができる」と力強く語る。

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サイベース株式会社
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