創刊100号記念:CIOの明日

[創刊100号記念]CIOの明日


弊誌月刊CIO Magazineが創刊したのは、西暦2000年問題の余韻が残る2000年5月のことである。その後、日本企業においてITが担う役割は拡大し続け、「CIO(=最高情報責任者)」という役職に対する認知度も高まった。しかしながらその一方で、IT技術の急速な浸透は、セキュリティや内部統制のような、新たな課題をもたらすと同時に、ITの裾野の広がりによってIT戦略の立案そのものを難しくもしている。そうした状況下において、CIOはこれからどのような方向へ舵を切るべきなのであろうか。本誌では、創刊100号(2008年9月号)を記念して、国内外の現役CIOをはじめ、それぞれの企業のIT施策をリードする立場にある方々にご登場いただき、これまでの経験に基づいた貴重な意見──今後のビジョンや読者諸氏に対するメッセージ、IT業界に対する提言など──を多数寄せてもらった。どうかその“生の声”から、明日を切り開く活力を感じ取っていただきたい。

SpecialTalk

特別対談

Identity of IT Leaders

新着コンテンツ

笠原成彦氏(富士火災海上保険 IT統括部 代理店システム企画推進グループ長)

代理店の支援を通して、顧客満足度のさらなる向上を目指す

規制緩和に伴う競争の激化と、社会問題となった保険金の不払い問題──保険会社を取り巻く環境は決して平坦ではない。そうしたなか、各社がこぞって取り組んでいるのが、代理店網に代表される販売チャネルの強化だ。「売上げに直結するITシステムをいかにして作り上げるか」──富士火災海上保険の笠原成彦氏も、そんな“究極の命題”に向けて突き進むIT責任者の1人である。 (2008/10/27) 続きを読む>>

馬場純夫氏(ライオン 統合システム部長)

ビジネスとITを結ぶ“良き通訳”として、顧客中心のIT化に取り組む

117年もの長きにわたり、歯みがきや洗剤などの日用品を提供し続けてきたライオン。そのIT部門である統合システム部を率いる馬場純夫氏は、ビジネス部門での経験を生かしながら、顧客ニーズを中心に据えたITインフラの強化、情報の見える化に取り組んでいる。 (2008/10/24) 続きを読む>>

西川一哉氏(味の素ゼネラルフーヅ 情報システム部 情報化推進センター長)

「IT」 「ビジネス」 「海外」が分かる立場として、事業への直接的な貢献を目指す

味の素と、米クラフトフーヅ(旧ゼネラルフーヅ)──そんな世界を代表するグローバル企業を“両親”に持つ合弁会社が、国内でコーヒーを中心とした飲料事業を展開する味の素ゼネラルフーヅ(以下、AGF)だ。同社のIT戦略をつかさどる西川一哉氏は、味の素時代、IT部門で腕を磨くとともに、新興国市場での味の素ブランドの躍進に大きく貢献したという“異色”のキャリアを歩んできたCIOである。 (2008/10/22) 続きを読む>>

吉田 智氏(ベンチャー・リンク 執行役 IT統括部長)

“魂なき情報システム”では、経営に真に貢献することはできない

日本全国の中小企業会員に対して、新規事業の提案や経営情報の提供といった事業を展開するベンチャー・リンク。「ビジネス・モデルが商材」というその事業形態から、他の業種以上に「変化への対応力」が求められる同社にあって、執行役IT統括部長を務める吉田智氏は、どのような方針の下にIT戦略をリードしているのだろうか。 (2008/10/20) 続きを読む>>

須佐秀雄氏(ヤンセンファーマ 執行役員 CIO)

世界規模でのITの標準化・全体最適化と向き合い、人とITのグローバル化に心を砕く

ジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ会社として、医薬品の開発・製造・販売を手がけるヤンセンファーマ。その日本法人にあって、CIOの重責を担いつつ事業の拡大に貢献してきた須佐秀雄氏。同氏は今、本社によるグローバルITガバナンスへの対応を図りながら、日本のビジネスを支えるIT、そして人材のグローバリゼーションに取り組んでいる。 (2008/10/17) 続きを読む>>

福田幸博氏(コクヨビジネスサービス 取締役)

“もうける仕組み”を編み出すことこそ、IT責任者の本懐

経営トップがITに求めるものはさまざまだが、近年、特に重視されつつあるのが「事業収益への貢献」である。コクヨビジネスサービスで取締役ITソリューション事業部長を務める福田幸博氏は、まさにその「収益価値」に徹底的にこだわることこそがITスタッフの使命だと、力説してやまない。 (2008/10/15) 続きを読む>>

西河 敦氏(オリンパス 執行役員)

IT部門は、今こそ“中原”に出てビジネスをリードすべし

グローバル競争時代の尖兵として、世界中で勝負を挑み続ける日本の製造業。その1社であるオリンパスは、最近、5年がかりのERPプロジェクトを完了し、「世界規模での情報の可視化」を実現するための土台を築き上げた。そんな同社のIT戦略をリードする西河敦氏は、その土台の上に柱を立てるのは、結局のところ「人」の力だと強調する。 (2008/10/13) 続きを読む>>

山住明宏氏(T&D情報システム 代表取締役社長)

ITスタッフに“理想”を抱かせられなければ、リーダーの資格はない

太陽、大同、T&Dフィナンシャルの生保3社を中核とするT&D保険グループ。同グループのIT施策の責任を担い、約600人の社員をリードする立場でもあるT&D情報システムの代表取締役社長、山住明宏氏は、「自ら動き、語りかける」ことをモットーとする行動派のITリーダーである。そんな同氏が考える、ユーザー企業が育成すべき“IT人材(スタッフ)像”とは、そして理想の“ITリーダー像”とはいかなるものなのであろうか。 (2008/10/10) 続きを読む>>

Career Advice from Top CIOs

  • CIOからCIOへの「実践的キャリア・アドバイス」
    トップ企業のCIOが、自分の生き方を変えた“珠玉のアドバイス”を披露

    CIOである読者諸氏は、自分自身の豊富な経験を基に、日ごろ、後輩たちにさまざまな助言を与えておられることだろう。だが、CIOと言えばIT部門の最高責任者であるわけだから、逆に他人からアドバイスをもらう機会は、今ではほとんどないのではなかろうか。しかしながら、考えてみればそれは非常にもったいない話だ。たとえ現在の肩書きが何であろうと、キャリア・パスに終わりはないのだから……。例えば、同じような道を歩んできた人の意見には、必ずや何かしら学ぶべき点があるはずである。

Successor's Mind

  • 私がCIOになったら!!
    次代の企業ITの担い手が描く“未来マップ”

    近年、日本の若者の間では、「ITの仕事」に対する悪しきイメージが広がり、「IT離れ」が進行しているという。そんななか、本誌としても、「CIOという職務・職位」に対して、若い世代がどんなマインドを持っているかは、大いに気になるところだ。なかでも、次代の企業ITの担い手である若手のITスタッフが、「CIOの仕事」に対して、いかなる「イメージ」や「思い」を抱いているのかは、ぜひとも知っておきたい。IT組織のマネジメントや人材育成に、日々心を砕いておられる読者の方にとっても、そうした若手社員のマインドは、決して無視できない要素であろう。


The Executive Woman's Guide to Self - Promotion

  • 女性幹部に捧げる「自己アピール術」
    引っ込み思案すぎてもだめ、出しゃばりすぎてもだめ

    女性の中には、社内でリーダーの座に就いているにもかかわらず、出世のために自己アピールをすることに対して抵抗を感じるという人がいるものだ。だが、女性だからといってセルフ・プロモーションを怠ったり、出世のチャンスを見逃したりしていたのでは、自分のためだけでなく自分が率いているチームのためにもマイナスだ。そこで本企画では、どうしたら周囲の顰蹙を買わないかたちで自分のことを周囲に認めてもらうことができるのかについて、5名の女性リーダーの意見をうかがった。

20 People's 20 Future

  • 20人の識者に聞く、IT、そして地球の「未来」
    今後20年の展望を読む

    これからの20年、ITはどのように進化し、それによって「人」「企業」「社会・経済」そして「世界」はどのように変化していくのだろうか。昨年、創刊 20周年を迎えたCIO Magazine米国版は、20周年を記念して、ITに造詣の深い20人の識者に、これから先、CIO、IT部門、ビジネス部門、さらには全人類が、どのような事態を迎えることになるのかについて聞いた。そこにあるのはバラ色の未来か、それとも……

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