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IT投資/ROI

クラウドのROIを測定する8つの指標

メリットを具体的に示してサポートを得る

2011/12/05

クラウド・コンピューティングのROIを経営幹部に示すには、ITリソースのキャパシティや利用効率に関する指標だけでは不十分だ。本稿で紹介する8つの指標を用いれば、クラウド・コンピューティングに関連する現在、そして将来のビジネス・ニーズとITニーズのスコアカードを作成することができる。

マーク・スキルトン ● text by Mark Skilton

格の違うパフォーマンスを体感できる

 IT標準化団体オープン・グループの作業部会が、クラウド・コンピューティングのROIをビジネスの観点から測定する場合の考慮事項をまとめた。クラウド・コンピューティングが組織にもたらすメリットを検証し、導入以降に得られるであろう利益を具体的に示すことができれば、IT部門だけでなく経営幹部からもクラウド導入への賛同を得やすくなる。

 クラウド・コンピューティングは、数々の新旧テクノロジーの組み合わせによって実現した技術的な変革であると言われている。その主な技術的特徴は次のとおりだ。

・ITリソースのキャパシティをほぼ無限に拡張できる。パフォーマンスも同様に、サービス・レベル特性を維持したままユーザー数の増加に合わせて柔軟に拡張できる

・インフラの抽象化によって、アプリケーションがデバイスやロケーションの制約を受けなくなる

・ITサービスを従量課金制で提供しやすくなり、ユーザーは事前の投資を最小限に抑えながら必要なサービスを必要なときにだけ利用できるようになる。通常、サービスの利用に必要なのはインターネット回線とデバイスのみ

・サービスはオンデマンドで利用可能で、非常に短い時間で処理能力を増減できる。多くの場合、将来の需要予測は不要

・どこからでもアプリケーションや情報にアクセスできる

 だが、これだけではクラウド・コンピューティングの特徴を十分に説明したとは言えない。上に挙げた技術的特徴は、多くの無停止ソリューションにも見られるからだ。クラウド・コンピューティングが従来の技術と異なるのは、変化のスピードやコスト削減の規模、特定の技術的パフォーマンスが単に大きくなるというだけではなく、桁違いの改善が見込める点だ。

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