要点から始めること、立場をわきまえること、そしていつもクールでいること
2011/11/14経営陣の前でプレゼンテーションを行う際に「常にすべきこと」「ときにはすべきこと」「決してすべきではないこと」について、専門家がアドバイスする。
リック・ギルバート ● text by Rick Gilbert
常にすべきこと――最初に核心を突く
まず初めに要点を述べることが肝要だ。つまり、自分がこれから提案することの内容とその理由、そして具体的に何を役員らに求めているのか――財政的な支援か、組織改編への支持か、新製品の承認かといったこと――を役員に伝えよう。多忙な彼らは単刀直入な説明を望んでいる。
もう1つは、10分ルールに従うこと。時間を30分もらっているのなら、10分で行えるプレゼンを用意しておく。残りの20分は質問や意見を聞くための時間にする。要するに、「スライドを多用したレクチャーではなく、話し合いに備えよ」ということだ。そのためにはスライドは2~3枚に抑えるべきだろう。あるいはまったくなくてもかまわない。とはいえ、データが必要となった場合に備えて、念のため詳細なスライドを手元に用意しておくのがよい。
ときにはすべきこと――自らを振り返る
会議が始まる前に、自分の置かれている立場を見直してみることも時々は必要だ。会議は、褒めてもらうための場ではない。相手に感心してもらおうなどとは思わないように。上級幹部は、部下やそのチームのメンバーがいかに苦労してデータを集めたかといった自慢話を聞きたいわけではないのである。彼らが望んでいるのは、そうしたデータが「提案の内容」や「自身の意思決定プロセス」、そしてさらに重要なことには「会社の成功」にとってどういう意味をもっているのかという点だ。
決してすべきではないこと――冷静さを失う
むきになって反論したり、論争的になったりは決してしないこと。プロジェクトやアイデアに情熱を持つのはよいことだが、常に落ち着きを失わず、周りの意見に耳を傾ける態度を忘れずに臨もう。
また、会議の収拾がつかなくなる事態も絶対に避けるべきだ。もし、あまりに脱線が激しかったり、あるいはもっと悪いことに役員同士の言い争いが始まったりした場合には、落ち着いて議論を軌道に戻すことを心掛ける。またプレゼンの前には、自分の用意したデータに誤りがないかチェックにチェックを重ねてほしい。CEOはその場での計算が非常に得意だ。万が一プレゼンの場で発表した数字に間違いがあれば、話はそこで終わってしまう。![]()
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