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エンタープライズ・クライアント

マイクロソフト、「Windows 8 Enterprise」でBYOD対応を推進

Enterpriseエディションの主要機能を説明

2012/04/23

 米国Microsoftは先ごろ、次期WindowsクライアントOSの企業向けエディション「Windows 8 Enterprise」について、コンシューマライゼーションとBYOD(Bring Your Own Device:個人所有デバイスの業務利用)に対応した主要機能の概要を説明した。

 モバイル・デバイスとPCを組み合わせて出先や自宅で機動的に仕事をするワークスタイルが広がっており、Microsoftは、Windows 8 Enterpriseのこれらの機能がこうしたワークスタイルにマッチすることを期待している。同エディションは、Microsoftとソフトウェア・アシュアランス(SA)契約を結んでいる企業向けに提供される。

 Microsoftは4月16日、Windows 8の4つのエディションを発表したが、Windows 8 Enterpriseに固有の機能を具体的には説明しなかった。この発表後、多くの企業に影響を及ぼしているコンシューマライゼーションとBYODというトレンドに、この企業向けエディションがどのように対応するのかが注目されていた。

 Microsoftのマーケティング・ディレクター、アーウィン・ビサー(Erwin Visser)氏は4月18日、公式ブログ「Windows for your Business」で、Enterpriseエディションの重要な要素の1つとして「Windows To Go」を挙げた。この機能により、従業員は自宅のPCでUSBドライブのイメージから、ビジネス・デスクトップを安全に起動できるという。

 さらにビサー氏は、Microsoftは、Windows SA契約でのライセンシング・アプローチを見直し、ユーザーがWindows 8のデスクトップおよびUSBドライブ・イメージを柔軟に利用できるようにしたと説明した。

 説明によると、SA契約を結んでいる顧客は、新しいWindows To Goの使用権と、Windows RT(Windows 8のARMプロセッサ搭載デバイス向けエディション)の仮想デスクトップ・アクセス(VDA)権を得る。また、オプションの「Companion Device License」も用意される。このライセンスでは、最大4台の個人所有デバイスでVDI(仮想デスクトップ・インフラ)またはWindows To Goにより、企業デスクトップにアクセスする権利が提供される。

 一方、Windows 8 Enterpriseには、「DirectAccess」機能も搭載される。この機能は、リモートPCがVPNトンネルを介さずにビジネス・ネットワークに接続する方法を提供する。DirectAccessの主なメリットは、管理者がビジネス・ネットワークに接続するPCをポリシーで完全に管理できることだ。

 DirectAccessはWindows 7でもサポートされており、Windows 8 Enterpriseでは連携性が向上すると見られる。Windows 8 Enterpriseに搭載されるもう1つのWindows 7世代技術である「AppLocker」(実行できるアプリケーションを制限する)も、同様の改善が施されるもようだ。

 さらに、Windows 8 Enterprise PCでは、もちろんMetroアプリも実行できる。Microsoftは、ビジネス環境を向上させるMetroアプリが開発されることを期待している。

(John E Dunn/Techworld.com)

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