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仮想化

グローバル環境での仮想化を成功させるための5つのヒント

そこではいくつものハードルが待ち受けている

2011/12/06

グローバル環境に設置された仮想サーバを管理するCIOが、効果的にインフラストラクチャを最適化するうえで乗り越えなければならない障壁とは何だろう。

パトリシア・ブラウン ● text by Patricia Brown

仮想環境に最適なインフラ管理を心掛ける

 多くのCIOが、サーバの仮想化によるコスト削減効果に理解を示すようになった。調査会社の米国ガートナーによれば、今や80%以上の企業が仮想化プログラムを導入したり、そのためのプロジェクトを実施したりしているそうだ。しかし、グローバルな環境で仮想サーバを管理する立場にあるCIOがインフラストラクチャを効果的に最適化するには、いくつかのハードルを乗り越えなければならない。

 ガートナーによれば、仮想マシン(VM)環境で稼働しているサーバ・ワークロードは全体のうちのわずか25%だという。つまり、ここには明らかにラーニング・カーブが存在するのだ。シスコシステムズのサーバ・アクセス&仮想化技術グループでディレクターを務めるプレシャン・ガンディ氏は、仮想化環境への移行を進める企業が気をつけるべき点として、実際の物理インフラストラクチャの管理に用いている理念や仮定を仮想環境にそのまま適用しようとしてしまうケースが多いことを挙げている。

 よく出てくる質問に「異種のデータセンターが混在するときに、これらを密接に接続し、あたかも1つの環境のように見せるにはどうしたらよいか。ワークロードが互いにシームレスに行き来するようなデータセンターのプールはどう構築するのか」というものがあると、ガンディ氏は指摘した。

 CIOが直面するのはこうした問題だけではない。彼らは同時に、仮想化技術への投資を模索しなければならないのである。彼らが投資のメリットとして言及するのは、処理の迅速性や運用の効率性が向上すること、あるいは社内外の顧客の戦略や運用上の目標達成につながるイノベーションが提供できるといったことだ。

 クラウド・コンピューティング戦略に仮想化が組み込まれれば、こうしたメリットを享受できると考えるCIOは多い。フォレスター・リサーチの最近の調査結果でも、企業ITインフラの意思決定権者の約80%が、システムの整理統合とサーバ仮想化の広範囲な適用を優先事項としている。

 フォレスター・リサーチのエンタープライズ・アーキテクチャ・プロフェッショナルズ担当副社長兼主任アナリスト、ガレン・シュレック氏は、次のステップは明らかだと述べた。「グローバルな仮想化環境における次の進化の形はプライベート・クラウドだ」と同氏は言う。

 現に多くのCIOは、グローバルな仮想化環境をこうした方向に導いている。そうしたなか、次に列挙する5つの点に留意するよう専門家はアドバイスしている。

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